昨今、美肌づくりにも関係していると言われている腸活ですが、普段の生活にも取り入れやすいのが腸活を意識した食事です。 今回は腸活が初めてという方にも馴染みやすい、腸活におすすめの食べ物をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも、腸活に役立つ食事とはどんなものなのでしょうか。
腸内には腸を元気にしてくれる善玉菌と、善玉菌の邪魔をする悪玉菌、勢力が優勢になったほうに味方する日和見菌が存在しています。
大切なことは善玉菌を増やしてあげることです。
そのため、腸内環境を整え、活性化させてくれる乳酸菌を含む発酵食品を採り入れるのが近道といえます。
腸活にもさまざまな方法があり、腸内環境の改善に役立つ食品はいろいろありますが、初めての腸活なら、日々の食事に取り入れやすく、効果を感じやすい発酵食品から始めてみましょう。
腸活定番の朝の食事にヨーグルト
腸活を意識していない方でも、腸に良いらしいというイメージを持つ方が多いのがヨーグルトではないでしょうか。
毎朝の食事にプラスすることやおやつ代わりに食べるようにすると毎日の習慣づくりができます。
ヨーグルトはプレーンな状態で食べるより、オリゴ糖をプラスすることやオリゴ糖が含まれるフルーツとあわせて食べることで、腸内で効果を発揮してくれます。
そのため、朝の食事ならフルーツをプラスしてみることやおやつには手軽に買える食べきりサイズのカップヨーグルトにオリゴ糖シロップなどをかけて食べる、コンビニのカットフルーツも一緒に食べるなどしてみましょう。
腸活に人気の甘酒は食事の合間のおやつにも最適
ヨーグルトの臭いや味が苦手という方や乳製品がNGという方もいるかもしれません。
そんな方の強い味方が和のヨーグルトとも呼ばれている、甘酒です。
むしろ、日本人の体には馴染みの薄い西欧生まれの牛乳から作られたヨーグルトより、お米と麹から作られる伝統的な甘酒のほうが合うという意見もあり、近年その存在が見直されています。
以前は初詣や合格祈願に行ったときなど寒い時期に神社などで振る舞われ、露店で買う程度の年に1度くらいしかお目見えしなかった甘酒が、今はスーパーやコンビニでさまざまな種類が売られるようになりました。
実は甘酒は古くは夏の滋養強壮ドリンクとして、街中を巡回する屋台などで売られていた歴史があります。
夏は冷やし、シャーベット状にして楽しみ、冬はホットでいただきましょう。
毎日の食事で腸活できる味噌汁
お味噌も伝統的な発酵食品の1つです。
日本人の食卓には馴染みのある料理の1つであり、ヨーグルトが苦手な方や甘ったるい甘酒が口に合わない方でも、毎日続けやすいです。
野菜や海藻など食物繊維をたくさん入れれば、腸活の効果もより高まります。
食物繊維は善玉菌のエサになってくれるためです。
料理を作るのは面倒という方も、豆腐や油揚げなどの大豆製品や豚肉や卵などをプラスして、味噌汁1杯で食事の準備が済むような具だくさん汁にしてしまえば、自炊するのも楽ちんです。
もちろん、外食先で味噌汁付きの定食を選んだり、セットメニューに味噌汁をプラスしたり、コンビニでインスタント味噌汁を買って飲むのでもかまいません。
気軽に取り入れていきましょう。
朝や夜の食事に採り入れたい腸活に役立つ納豆
納豆は好き嫌いが分かれると思いますが、毎日の食事の中に取り入れやすい発酵食品の1つです。
納豆好きの方なら、毎日欠かさずに食べる習慣をつけましょう。
納豆というと朝食の定番のように思えますが、最近は夜に食べると、血液をサラサラにする働きがより期待できるといった研究報告もなされています。
もっとも、腸活のためには日々の継続が大切なので、取り入れやすいタイミングで食べましょう。
社員食堂でのランチに、納豆を必ず追加するといった習慣づけもおすすめです。
外食での食事でも気軽に腸活できるキムチ
最近は韓国料理ブームが沸き起こっていますが、昔から焼肉が好きといった方の中にはキムチが好きという方も多いかもしれません。
キムチは日本の食卓にも比較的根付いていて豚キムチやキムチをのせたラーメンや冷奴など、日々の食事に採り入れている方も多いのではないでしょうか。
おいしいから食べていたというキムチも、実は発酵食品の1つです。
焼肉と一緒に登場するのは、脂っぽいお肉の消化吸収を助けてくれる役割を果たしてくれるためでもあります。
腸活のために食生活を変えたくても、なかなか難しい方、人との付き合いが多い方や外食派の方などでも、韓国料理やキムチラーメンなどをチョイスすることで腸活ができます。
腸活のための食事は続けやすさがポイント
腸内環境はたった1回の食事で、大きく改善されるものではありません。
日々の食生活の積み重ねが大切であり、腸内環境を整えてくれる発酵食品も日々摂取していくことが望ましいです。
そのため、毎日続けやすいアイテムを選ぶことがおすすめです。
1つの食品に決めたほうが続けやすいですが、1つの食品をメインにさまざまな発酵食品にトライして、飽きずに続けていきましょう。
また、1つの食品でも、食べ方にバリエーションをつけることやさまざまなメーカーのものを選ぶことで味の違いを楽しみながら続けていくことができます。