壮大なスケールと豪華キャストで贈るブロードウェイの新作ミュージカル
ブロードウェイの新作ミュージカル『アナスタシア』がついに日本にやってきます。グレブ役・堂珍嘉邦さん(CHEMISTRY)に作品の見どころについてインタビューしました。
2019/12/11
ブロードウェイの新作ミュージカル『アナスタシア』がついに日本にやってきます。
本作品は、第70回アカデミー賞歌曲賞・音楽賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカルです。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語です。記憶を無くした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品となっています。
今回U’beauteは、グレブ役・堂珍嘉邦さん(CHEMISTRY)に作品についてインタビューしました。
――堂珍さんが思う『アナスタシア』の見どころはどこでしょうか。
20世紀初頭、帝政末期のロシアで本当に噂になっていたリアリティのある題材を、現代においてファンタジックに描いているのが面白いと思います。また、舞台を華やかに彩る最新の映像技術も特徴で、その中で演じるのがぼくにとっても楽しみです。
――グレブ役を演じるうえでの意気込みや、大切にしたいことを教えてください。
軍人の家系で生まれ育ち、教育を受けてきた“堅物”な性格であるグレブは、アーニャと出会うことで、変化し、人間味を増していきます。彼がまっすぐな人間だからこそ起こる心境の変化が、彼の魅力だと感じています。ぼくが作品の中で愛おしく感じるのは、ストーリーが展開する中で、グレブをはじめ、それぞれのキャラクターの心がプラスに変化していく姿。ぼくも自分を信じて、大切に演じていきたいです。
――愛と冒険に満ちた本作。堂珍さんは、これまでの人生でどんな冒険を経験しましたか。
ぼくにとって最初の冒険は、デビューのきっかけとなったオーディションです。シンガーとして世の中に出ていくきっかけであったと同時に、自分の中では大きな賭けでもあり、楽しみな気持ちと不安が両方ありました。
――最後に一言、メッセージをお願いします。
役者が言葉や気持ちをぶつけ合い、溶け合って進んでいく姿は、生の舞台ならではの魅力であり、アニメ版とは一味違う、ある意味では別物なのかもしれません。ロシアで実際あった実話を、豪華なセットでファンタジックに表現した舞台版「アナスタシア」。ぜひ、劇場でお楽しみください。