大豆が主成分である豆乳は栄養満点の飲料として知られていますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。 美容やダイエットにも良いといわれていますが、今回はいまさら聞けない豆乳の効果を解説したいと思います。 豆乳が持つさまざまな魅力を知って、毎日の食卓にぜひとも取り入れていきましょう。
大豆製品に含まれている代表的な成分と言えばイソフラボンです。豆乳にもたっぷり含まれているこの成分は、女性ホルモンの乱れを整えてくれる効果があるとされています。女性はホルモン分泌が乱れると肌荒れやイライラ、生理不順などさまざまな不調が現れます。そんな不調を少しでも改善するためにもイソフラボンを摂取することは、女性の美と健康のために欠かせません。エストロゲンに似た働きをするので、保湿成分であるコラーゲンやヒアルロン酸の生成もサポートしてくれます。
また閉経時期に更年期障害が生じる人もいますが、これは閉経に伴い女性ホルモンの分泌が減ることが原因で起こります。更年期障害の緩和にもイソフラボンは効果を発揮してくれるため、普段の食事の中にも積極的に豆乳を取り入れたいところです。
2．良質なたんぱく質で健やかな体を
身体の筋肉や髪の毛、爪などはたんぱく質によって生成されています。たんぱく質が不足すると、爪が欠けたり髪の毛が抜けたりと様々な問題が生じます。スポーツマンが故障しない身体を作るためにも、年を取ってからも足腰が丈夫であるためにも、良質のたんぱく質を摂取することが必要不可欠です。豆乳には植物性たんぱく質が豊富に含まれています。毎日飲むことで、健やかな身体を保つことができるでしょう。
3．レシチンとサポニンは認知症予防やアレルギー症状にも効果的！
豆乳に含まれる成分で忘れてはならないのが、レシチンとサポニンです。
レシチンとは認知症予防に良い成分として近年注目されています。脳を活性化させるとともに記憶力や集中力を高めてくれる効果があります。
サポニンはアレルギー症状の緩和に効果的です。花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギーが原因による症状の予防につながります。免疫力も高めてくれるので、花粉症対策として豆乳を飲むこともおすすめです。そのほかにもサポニンは、血管の老化を防ぐ働きもあります。高血圧症の人もぜひ取り入れたい成分です。
4．鉄分も豊富で貧血予防にも効果的
ダイエットのために食事制限をしている人や生理痛などが重い女性は、貧血に悩まされているという方も多いのではないでしょうか。豆乳には鉄分も含まれているので、貧血予防にも効果的です。一般的な牛乳と比較しても約60倍の鉄分が投入には含まれています。カロリーも牛乳より低いので、ダイエット中の方は豆乳を積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。
5．抗酸化作用の高いビタミンE
血管や肌などが老化する原因となるのが、体内に発生する活性酸素です。活性酸素を抑制するためには、抗酸化作用が高い食品を摂取することが大切です。高い抗酸化作用が期待できる成分がビタミンEであり、豆乳にはビタミンEも豊富に含まれています。年齢とともに誰しも老いていきますが、できる限り若々しくありたいものです。
さらにビタミンEには血行促進作用もあります。血の巡りが良くなれば体温が上昇して免疫も上がります。風邪の予防や冷え性対策としても、豆乳は役に立つでしょう。
6．高血圧の人におすすめのカリウム
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。血圧の高い人は塩分摂取を控えなければいけませんが、豆乳にはカリウムも含まれており、体内のナトリウム量が過剰にならないように作用してくれます。
豆乳を飲むことを習慣付ければ、高血圧の予防にもつながることでしょう。
7．オリゴ糖で便秘予防
豆乳の甘さは、大豆由来のオリゴ糖によるものです。オリゴ糖は善玉菌を増やして腸内環境を整える働きをします。オリゴ糖を含む豆乳を飲むことで便秘の改善にもつながります。
便秘は肥満や肌荒れの原因にもなるので、便秘が解消すれば同時に肌の調子も良くなり痩せやすい体質も目指せることでしょう。今よりも若々しく、そして美しく、健康な身体を手に入れたい！という方は、普段の生活に豆乳を取り入れてみてはいかがでしょうか。
