スイーツ尽くし!夢のランチコースに行ってみた | U'beaute – ユーボーテ

甘いものに目がない筆者。なんとなんと、最初から最後までスイーツ尽くしの至高のランチコースがあると聞き、本郷三丁目駅から程近いイタリアン「Clima di Toscana」(クリマ ディ トスカーナ)さんに行ってきました。

 ランチコースって、デザートに行き着いた頃にはもうお腹いっぱいで食べられないなんてことありませんか?女性にとって、ときにメイン料理よりもメインイベントとなり得るデザート。それなのにデザートが楽しめないなんて悲しすぎます。

 そんなスイーツ好きの女性にうってつけのランチコースがあると聞き、本郷三丁目のイタリアン「Clima di Toscana」(クリマ ディ トスカーナ)へ行ってきました。2019年8月2(金)限定で用意された特別コースは、前菜・プリモピアット・ドルチェの3 皿。パスタもきちんといただける、女性に嬉しい贅沢コースです。しかもオリジナルのフルーツカクテルも付いているんです。夏の暑さを和らげてくれるに違いないと期待大。

1.あおもりカシスのカクテル

 早速お料理をいただきましょう。まずはシェフオリジナルのフルーツカクテルをチョイスします。この日は、あおもりカシスのカクテル(ノンアルコールも選べます)か、ジンジャーレモンのドリンクの2種類。あおもりカシスは、国が地域ブランドとして保護する「地理的表示保護制度」(GI)の第1号なんだとか。そもそも青森が日本一のカシスの産地ということを知りませんでした。気になるので、あおもりカシスのカクテルをチョイスしました。

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あおもりカシスのカクテルにハーブを添えて

 初めて食べた国産カシスは、ほのかな甘さと程よい酸っぱさが優しい味でした。えぐみは全くありません。カクテルにはローズマリーとミントとレモングラスが添えられ、複雑で豊かな香りが心地よい。食欲がそそられます。

2.ドルチェ1 モッツァレラチーズのデザートスープ

 待ってました。登場したのは一皿目のドルチェ。現れたのはモッツァレラチーズのデザートスープです。こんなお料理見たことないです。初の出会いにときめきます。口に入れると広がるモッツアレラチーズの風味。喉越しがいいのが驚き。口の中でもたつくことはありません。そして氷のしゃりしゃりとした食感。

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トルチェその1 モッツァレラチーズのスープに甘いチェリートマトのコンポートとハチミツジュレが入っています

 お話を伺うと、作りおきができない繊細なドルチェのため、提供の直前に氷とチーズをミキサーにかけて調理しているそう。チーズは本場イタリア産の水牛のモッツアレラチーズ。最高級の食材が、できたてのフレッシュな状態で楽しめるんです。

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モッツアレラチーズの風味と甘いチェリートマトとの相性が抜群

 モッツアレラチーズの優しい甘さと、氷の清涼感。そして、甘いチェリートマトが二粒。気付きました?組み合わせとしてはカプレーゼなんですけど、調理法を変えるだけでスイーツになっちゃうんです。個人的にはこのスープが一番お気に入り。タピオカミルクティの行列に並ぶよりこっちの方幸せだけどなぁ…、なんて思っちゃいました。

3.パスタ 舘山アオリイカとバジルペーストのバヴェッテ

 スイーツづくしのコースとはいえ、ランチですからお食事もいただきたいもの。二皿目はパスタです。お手製のパスタに、舘山産のアオリイカ、ドライトマトとお野菜が、ジェノベーゼ仕立てでいただけます。ソースにはバジルだけでなくセロリも入っているのが特徴。セロリがほのかに香ります。主張は強くないので、セロリが苦手な人も美味しくいただけると思います。お野菜の味が濃くて「体にいいことしてる!」と思える。デザート尽くしでも罪悪感少なめで嬉しいですね。

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舘山アオリイカとバジルペーストのバヴェッテ セロリのアクセントが嬉しい

 さらに嬉しいのがこの量。パスタランチは美味しいけれど、お腹いっぱいになりすぎちゃって、午後は眠いし糖質もオーバー…。敬遠しちゃうことも。この程よいサイズなら、ずっと美味しいいまま楽しめちゃうんですよね。

4.ドルチェ2 パインのラヴィオリ

 続いて3品目の料理は、またドルチェ。こちらはラヴィオリに見立てたパイン。中には、牛乳で炊いたお米とカボチャが入っています。

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ドルチェその2 ラヴィオリに見立てたパインに牛乳で炊いたお米とカボチャが入っています

 スイーツ尽くしのコースとはいえ、甘すぎないので飽きずにずっと楽しめるのです。嬉しい〜。カボチャとお米の優しい甘みが引き立て合っています。食べ慣れたはずなのに、米粒の食感がデザートになると新しい味。ローズマリーのソースがアクセントになっています。イタリアは料理でのハーブの使い方に特徴があるとのこと。今回のスイーツコースでも、料理にさり気なく添えられたハーブが印象的でした。

5.ドルチェ3 6種のセミフレッド

 最後の一皿は、「ついに本当のデザートです」と届けられました(笑)。

 フィレンツェ発祥の冷たいドルチェ、セミフレッドです。メニューを見たとき、私てっきり6種のフレーバーから選ぶと思っていたんですよね。それがなんと、6種類盛り合わせ!感動。感動が深い。デザートって、いろんな味をちょこちょこ食べたいじゃないですか。その願いが叶う夢の一皿です。画像左から、マンゴー、スパイス&リコッタ、青森カシス、カカオ100%チョコ&クランブル、フレッシュハーブMix、エスプレッソ&塩キャラメルの6つの味です。

 ルネサンスの時代に始まったというセミフレッド。フレーバーごとに食感や硬度が少しずつ異なり、それぞれが全く違うデザートのようにも感じられます。見た目も可愛い〜!ずっと眺めていられますが、溶けちゃうので写真撮影はお早めに。

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ドルチェその3 フィレンツェ発祥の冷たいドルチェ「セミフレッド」がなんと6種類もいただけます

 ハーブやチーズ使いはこちらのお店の真骨頂。どの味も美味しいのですが、フレッシュハーブMix、スパイス&リコッタは、きっとClima di Toscana(クリマ ディ トスカーナ)にしか出せない味。香りや食感など五感で楽しめるフレーバーで最高でした。

 カフェと合わせてデザートをいただき、コースは終了です。うーん、大満足。

今回訪れた「Clima di Toscana(クリマ ディ トスカーナ)」ってどんなお店?

 店名の「Clima di Toscana(クリマ ディ トスカーナ)」は、イタリア語で「トスカーナの風土」を意味する言葉から名付けらています。オーナーの佐藤 真一シェフは、イタリア・フィレンツェの名店で修行を積まれました。イタリアの美味しさをそのまま再現するのではなく、日本の食材を使い、日本に合った美味しさを届けたいと思っているのだとか。

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オーナーの佐藤 真一シェフ 優しさがにじみ出てくる人柄が魅力

 お店は広く天井が高くて、落ち着いて食事を楽しめる大人な雰囲気。お店の前には、樹齢600年の巨木『文京のオオクス』が立っており、ちょっとしたパワースポットにもなっているそう。私もお参りしました。いいことあるといいな。

 2年間理想の物件を探し求め、緑豊かな風景に「ここだ」と思い即決したのだそうです。「夜はライトアップされていてガラッとムードが変わるんですよ」って、そんなこと言われちゃったら、次は夜に訪れるしかないですね。

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太陽の光が差し込む店内 こだわりのワインがずらり

 Clima di Toscana(クリマ ディ トスカーナ)は、チーズ尽くしのディナーなど珍しいイベントを定期開催しており、ワインもズラリ。昼も夜も違った表情で利用できるお店です。ちなみにスイーツを主役としたコースは、今回が初の試みとのこと。暑い夏に、カクテルとスイーツのランチコースをいただき、舌も心も涼やかになりました。スイーツ尽くしとは言えど、食事としてもしっかり楽しめるお料理でした。

 大人の贅沢ランチにオススメです♡

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井澤梓 [ライター]

金融機関を経て、2010年ビズリーチの新規事業立ち上げに参画。新規事業の法人営業担当、人材エージェントの新規開拓営業に携わり独立。経営者を中心にインタビューを数多く手がける。

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