日常に彩りを。着物を着て銀座の料亭ランチを堪能 | U'beaute – ユーボーテ

いつもとは違う休日を過ごし、新しい自分に出会いたい。ワンランク上の大人女性を目指して、銀座で「長沼静きもの学院」さんと、料亭「花蝶」さんを訪れ、着物のある生活を体験してみました。

 街中で着物姿の女性に目を奪われることはありませんか。たくさん人がいても、スッっと目立ちますよね。着物は、女性の美しさを引き出してくれるような気がします。着物を着て一日過ごせば、気持ちが凛として日々のもやもやも解消できるかも。

 ですが、「着物を持っていないし、一人で着付けもできない」という人は多いのではないでしょうか。…。そこで今回は、長沼静きもの学院で、着物の着付けレッスンと着物レンタルを行うことに。66年の歴史がある長沼静きもの学院では、着付けだけでなく、着物の歴史やマナー、美しい所作や立ち居振る舞いも学ぶことができます。

 洗練された生き方を目指す、大人の女性にぴったりの着物教室なんです。 今回体験したレッスンは手ぶらでOKなので、気軽に訪れることができますね。

2.さっそく着付けレッスンがスタート

 さっそく着付けレッスンがスタート。筆者にとって自ら着付けを行うのは初の体験です。浴衣は自分で着られる程度の予備知識で、果たして一日で着付けができるのでしょうか…。

 レッスンは、4人一組で行われました。まずは着る着物の選定からスタート。落ち着いた紺色の中に花があしらわれた、大人華やかな着物をチョイス。

 やはり初めての着付けは難しく、一度で全て覚えきれそうにありません。ですが、レッスンには先生がつきっきりで丁寧に指導いただけるので安心です。

dsc_1147-9712344

先生がつきっきりで指導してくださるので安心

3.重要なのは、手を“道具”としてうまく使うこと

 着物を着るときに重要なのは、いかに手を上手に使っていくか。例えば手のひらをアイロンのように着物に這わせてシワや折り目を整えると、ガラッとシルエットが変わるんです。
こういった動作は着付けの本や動画ではなかなか学ぶことのできないポイント。苦手なところも一人一人違うので、そこに寄り添って教えてくださることも教室に通う大きなメリットですね。

dsc_1180-3361789

手のひらをアイロンのように着物に這わせてシワや折り目を整える

dsc_3728-8956589

この僅かな動作が着姿を左右します

4.着物のある暮らしを

 今回教えてくださった、銀座校教室長の大谷先生はこう語ります。

 「本来着物は日本人の民族衣装。なのに、ほとんどの人は自分で着ることができませんよね。悲しいことだと感じます。着物を着るのは成人式や結婚式などのライフイベントのみなんてもったいないですよ。着慣れてしまえば、一日着物で過ごしてもしんどくありません。

 着物は、帯や小物の使い方次第で幾通りも着こなせます。着方で調整できるので、体型の変化に関わらず長く着続けることができます。幅広く楽しめる衣服ですので、ぜひ着物のある暮らしを楽しんでほしいですね。

 教室に来られる人は、年齢もお仕事もさまざま。習い事で出会えるお仲間は利害関係もないし、皆あっという間に仲良くなっていかれます。お仲間作りに来られるのもいいかもしれませんね。」

5.東銀座にある料亭「花蝶」へ

 続いては、着物を着てランチへ。

 今回は、新橋演舞場にほど近い、東銀座にある料亭「花蝶」さんにお邪魔します。緑にあふれた落ち着いた門構えに一歩立ち入ると、そこが大都会銀座であることを忘れそうになります。まるで遠くに旅をしに来たよう。

 「花蝶」さんは、料亭花月の人気芸者お蝶が1927年に小料理屋として創業したお店です。戦後には東京を代表する名料亭として時代を牽引していたそう。現在は場所と建物と店名を引き継ぎ、2004年8月、装いを新たにリスタートしました。

 内装には斬新な現代アートも。大人の落ち着きを保ちながらも、華やかな空間が広がっています。まさに着物で訪れるのにピッタリの雰囲気です。
部屋によって異なる内装は、見ているだけでも楽しめます。アンティークなソファーが特徴的なバーラウンジは、宮本圭一オーナーの弟である演出家宮本亜門氏がプロデュースしたそうです。

dsc_3899_fix-3537993

玄関の扉を開けると、さらにタイムトリップしたような、趣深い光景が

6.ランチコースを堪能

 では、繊細で美しいお料理をいただきましょう。

 「花蝶」さんで注目していただきたいのが器です。器が素敵だとお料理が何倍も美味しく感じられますよね。お料理に合わせた色とりどりの器も、とっておきの調味料として楽しんでいきましょう。

 「花蝶」さんは、料亭花月の人気芸者お蝶が1927年に小料理屋として創業したお店です。戦後には東京を代表する名料亭として時代を牽引していたそう。現在は場所と建物と店名を引き継ぎ、2004年8月、装いを新たにリスタートしました。

 いただくコースはお料理が全7品と、食後のお茶がついた豪華なコースです。
さらにドリンクが一杯付いていたので迷わずビールを選択。お昼から贅沢ですが、休日ですしいいですよね。幸せ!

 ■ 八寸  ■ 刺身  ■ 椀物  ■ お魚料理  ■ お肉料理  ■ 食事  ■ 甘味

 ■ コーヒーまたは紅茶

Copied title and URL