今話題のプロバスケットボールリーグである、B.LEAGUE。ファンを公言している人も身近に増えてきましたが、実際どんな雰囲気なのでしょうか。それを確かめるべく、会場へと足を運んでみました。
仕事上がりの平日夜、やってきたのは川崎市とどろきアリーナ。会場前には川崎ブレイブサンダースのチームカラー “ブレイブレッド”の旗がはためきます。
この日は2017-18、2018-19の2シーズン連覇をしているアルバルク東京との対戦です。観客席には女性グループをはじめ、サラリーマン風の男性、子ども連れの親子や高校生の集団など、実にさまざまなファンの姿が。幅広い年齢層に愛されていることがうかがえます。
事前準備なしにやってきたので、まずは物販コーナーで応援グッズを入手。ハリセンや棒状バルーン(「ロウルのにくきゅうばんばん」という名称もかわいい)といった“鳴り物系”がやっぱり欲しいところ。
お目当てのグッズを手に入れて席につくと、コートにはチアリーダーズ「IRIS(アイリス)」が登場。応援の手拍子や掛け声を指南してくれました。買ったばかりの鳴り物グッズを取り出して、一緒に練習。これで準備はバッチリですね。
ハリセン(400円)は選手の写真入りのかっこいいデザイン
2.炎が噴き出すなか、選手が入場
Bリーグといえば、もはや名物といえるのが大迫力の演出。対戦チームの選手紹介が終わると会場は暗転、大音量の音楽がかかり、場内の空気が一変します。バスケットゴールの上から炎が噴き出すなか、いよいよブレイブサンダースの選手たちが入場。ファンが作った花道を通り選手たちが入ってくると、歓声が一段とヒートアップ。アップ時とは違い試合用のユニフォームをまとった選手たちを見て、ワクワク感がさらに高まります。
3.バスケ初心者への心遣いが随所に
バスケットボールなんて小学校の授業でやったきり、なんて方もご心配なく。ルールはゲーム中に、随時解説してくれます。試合が止まり、今のは何のファウル?と思っても、アナウンスとモニターのビジョンで丁寧に説明してくれるから、取り残された気分になることはありません。応援も、オフェンス時、ディフェンス時と盛り上げてくれるので、それに乗っかるだけでOK。相手チームのフリースローのときには「BOOOOO!!」とブーイング。味方の攻撃のときは「GO THUNDERS GO THUNDERS GO!」。周りのファンと一緒に応援するにつれどんどん熱が入り、味方のゴールが決まれば「キャーッ」と大喜び。もうすっかりファンの一員です。
4.試合の合間もイベントが盛りだくさん
さて、Bリーグの1試合では10分のゲームが4セット行われます。ボールが外に出たときやフリースローの際には時計が止まるため、実際にかかる時間は10分以上。各クオーターの合間に休憩があるし、試合中も適宜タイムアウトが入るのですが、そんなときも観客の心を放しません。タイムアウトのブザーが鳴れば、颯爽とチアたちが登場してダンスを披露。クオーターの合間には懐メロが流れ、会場はノリノリなムードに。「超プレッシャーチャレンジ」というフリースローゲームではなんと、一般のお客さんが登場。この日は中学生がきれいなゴールを決めていました。
5.試合の合間もイベントが盛りだくさん
応援しているといつの間にかお腹が空くもの。今回は、川崎のソウルフードとして人気を博す“ホルモン劇場”と共同開発したという「タンメンチサンド」をいただきました。ボリューム満点のサンドイッチですが、食べやすいサイズにカットされていて、アリーナグルメならではの気配りが光ります。友達とシェアできるのもうれしいですね。会場で他のファンが手にしていた、川崎ブレイブサンダースのオリジナルクラフトビールもおいしそうでした。
6.ラブリーなマスコット、ロウルにメロメロ
とにかくかわいかったのが、マスコットの「ロウル」。チアたちと一緒に踊っていたり、観客席に手を振ってくれたりとサービス満点。ロウルの顔が描かれたドーナツもあって、きゅん。次来たときにはロウルグッズを買ってしまいそうです。
7.試合後、選手と喜びを分かち合う
試合後は勝利チームの監督と、その日のMVP選手のインタビュー。しゃべるとこんな感じなのね、と試合中とは違った選手の一面を発見できるので見逃せません。そしてMVP選手はおもむろに、特製バズーカの前へ。掛け声とともに、観客席めがけてプレゼントを発射!大量のプレゼント攻撃に観客は大喜び。最後は選手たちがコートを一周ぐるりと巡り、手を振ってくれました。
闘志のこもったプレーあり、大迫力のダンクシュートや巧みなパス回しがありと、試合内容もさることながら、ダンスや参加型イベントが次から次へと行われ、大満足な観戦でした。まだ行ったことのない方は今後ぜひ。バスケって楽しい!って感動できる体験になるはずですよ。