■グイド役 城田優さんインタビュー

観劇帰りに「むかつくけど好き!」と思ってもらえるのが理想

――今回城田さんが演じられるグイドは、イタリアの色男。グイドに対して、どのような印象を抱きましたか?

 僕が思うに、グイドは「引っ張られた方向に行ってしまう」人。ダメと分かっていても、前で手招きされたら行っちゃうし、後ろからいい匂いがしたら振り返っちゃう。ずる賢くて、人から憎まれるけど好かれる、人間らしい人物だと思います。

 

 目標としては、観客の皆さんが、観劇の帰りに「むかつくけど好き!」とか「なんか腹立つけどあの人に抱かれたい」と思ってくれればいいなと(笑)。リアルグイドとして皆様の心や記憶に残りたいですね。ちょっとエロティックな感情になってもらえるような、魅力的な色気を目指したいです。

 

イタリアで気づいた「色男」の特徴

――「色男」という言葉を聞いて、城田さんがパッと思い浮かぶのは誰ですか?

 ジローラモさんですね。今年の頭にイタリアに行ったんですが、イタリアの男性は皆めちゃくちゃお洒落でかっこよかったです。お洒落な人って、まるで鎧と剣を持っているみたいに自信に満ちあふれているんですよね。キレイな女性がいたら「声をかけないほうが失礼」という感じだったので、見習わなければなと。

 

――「色男」という言葉を聞いて、城田さんがパッと思い浮かぶのは誰ですか?

――ちなみに、イタリアではどのように過ごされたんですか?

 女性との関わりがあれば、(役作りにも)ちょっとプラスにもなるかなと思ったんですけど、結局何も起きませんでした(笑)。やっぱり自分がカサノヴァ(※色男の代名詞)になるのは難しいですね。ただイタリアの空気を感じたり、現地のダンディーな男性たちを見たりする中で、グイドもこういう風に女性に声を掛けていったのかなと想像できました。

 

皆に「好きだよ」と言う男に、一瞬だけ変身したい

――では、色男を演じるために今から始めようと思っていることはありますか?

 「とにかく女の子をはべらかすしかないな」と思っていましたが、残念ながらコロナが流行してしまって。なのでイメトレですね(笑)。グイドの恋愛はおそらく遊びやゲームとも言えなくて、「本気」がずっと続いているんでしょうね。自分は今まで、一人の決まった女性がいる時に、違う女性に手を出すことはなかったので、皆に「好きだよ」と言うような奴に一瞬だけ変身しようかなと思っています。(インタビュアーに対して)このあと食事どうですか?

 

――ぜひ行きたいです!(笑)

もし僕がグイドだったら、今が全盛期なのかも

――2019年に、ミュージカル『ファントム』で主演と演出を務められた城田さん。映画監督のグイドを演じる中で、演出の経験は役立ちそうですか?

 今まで舞台演出をはじめ、ショートフィルムやドラマの監督をやらせていただきました。確かにグイドと似た経験はしてきたのですが、城田優とグイドではあまりにも性格が違うので、感じることや取る行動はちょっと違うんです。だから特に「活かそう」とは考えていませんが、「こういう感じなのかもな」という想像はできるので、その意味では役立つと思います。

 

――2019年に、ミュージカル『ファントム』で主演と演出を務められた城田さん。映画監督のグイドを演じる中で、演出の経験は役立ちそうですか?

――劇中でグイドはスランプに陥っています。城田さん自身は、スランプの時どのように過ごしていますか?

 実は『ファントム』の時も、ミュージカル『アップル・ツリー』の時も、特に大きなスランプはなかったんです。『ファントム』でいうと、『You Are Music(君は音楽)』のシーンをどうしようかなと1日だけ悩みました。他のところに関してはスルスル~っと、元々できていたかのようにアイデアが出てくる感じで。だから僕がもしグイドだったとしたら、今が全盛期なんでしょうね(笑)。

■ヘアメイク:Emiy

■スタイリスト:横田勝広(YKP)
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■ルイザ役 咲妃みゆさんインタビュー

城田さんの「心を注ぎに注ぐ」パフォーマンスが印象的

城田さんの「心を注ぎに注ぐ」パフォーマンスが印象的

――城田優さんがグイドを演じられると知り、どのように感じましたか?

 いつかは共演させていただきたいと思っていたので、純粋に嬉しかったです。城田さんの舞台も今までたくさん拝見して、まっすぐなお芝居や伸びやかな歌声、そして「心を注ぎに注ぐ」パフォーマンスに感銘を受けてきました。

 

どちらが花で、どちらがミツバチ?

――色男のグイドを城田さんが演じるということで、楽しみですよね。

 とても楽しみです。グイドと女性の関係性って、どちらが花でどちらがミツバチなんだろうと考えているんですけど、まだ稽古に入っていない今の段階では「女性が花々で、グイドさんがミツバチ」なんだなと感じます。グイドさんは、自分の今必要としている蜜に寄っていくし、お花もそれはそれでドーンと受け入れるじゃないですか。その関係性が、どこか自然界にも通ずるというか。

 

ルイザは「説明できないほどの愛」がある女性

――劇中ではグイドを取り巻くさまざまな女性が登場しますが、ご自身の役柄に一番近い女性は誰ですか?

 今回演じるルイザかもしれないです。私も「どなたかを支えられる存在でありたい」とは思っていますね。それに私、頑固者なんですよ。一度こうって決めたことはなかなか曲げられなくって(笑)。だから、彼に思いを注ぎ続けるルイザにとても共感できます。きっと、彼女の中で「説明できないほどの愛」があるんでしょうね。

 

――では、演出の藤田俊太郎さんに対してはどのような印象を抱きましたか?

 非常に情熱的で、作品づくりに愛情も心血も注ぎ込む方だろうなと思っています。「まるで映画館でスクリーンを前にしているような」感覚も味わえるセットになるそうなので、それも非常に楽しみです。

 

――では、演出の藤田俊太郎さんに対してはどのような印象を抱きましたか?

自粛期間中は、母に料理を教えてもらいました

――自粛期間中、美しさを保つためにしていた工夫があれば教えてください。

 逆に聞きたいくらいです(笑)。でも確かに、心身ともに自分と向き合う時間が持てたのはとても大きかったです。「摂取する食べ物で自分の細胞は構築されているんだ」と改めて気づけたので、腸内環境に目を向けていました。腸を労わっていると、お肌や気持ちなど、体の色んなところが元気になるんですよ。

 

――内面から整えていったんですね。では自炊もされていたんですか?

 そうなんです。母に「昔作ってくれたあれ、どうやって作るの?」と聞いて、電話を繋ぎながら料理しました。母は家庭料理がとても上手な人で、お豆腐のつくねなど、ちょっと一工夫ある和食を嬉しそうに教えてくれました。とても楽しかったですね。

 

咲妃さんが贈る、今を頑張る女性たちへのメッセージ

――演出の藤田さんが「誇らしい新しい女性の時代、価値観をつくりたいです」とコメントされていて、とても印象的でした。今、日常が変化していく中で毎日頑張っている女性たちに、応援のメッセージをいただきたいです。

 そんなに偉そうなことは言えないですが(笑)。「ありのまま」って、勇気のいることですよね。でもそれこそが一番美しくて素敵なんです。私もそれに向き合う勇気を持ちたいと思うので、皆さんもよかったら一緒に、ありのままのご自分を大切に見つめていきませんか?と伝えたいです。

 

 できないことが増えた今、「あの時はああだった」と過去に気持ちが向かってしまうのも、すごく理解できます。だからこそ「今、生きていられていること」に目を向けた時に、過去ではなくてこれからを見つめていけるのではないかな、と思っています。

 

――『NINE』の制作発表時、演出の藤田さんが「誇らしい新しい女性の時代、価値観をつくりたいです」とコメントされていて、とても印象的でした。今、日常が変化していく中で毎日頑張っている女性たちに、応援のメッセージをいただきたいです。

今までで特に印象的だった舞台は?

――さまざまな舞台への出演や、観劇を重ねてこられた咲妃さん。最後に、そんな咲妃さんにとって、特に印象的だった舞台を教えてください。

 うわぁ~、迷いますね!歌劇団卒業後、三谷幸喜さんの『子供の事情』を拝見したのですが、その衝撃はいまだに覚えています。まるで本当に自分自身も小学生に戻ったような感覚になりました。終わり方がきれいなんですよ。すべてのセットが客席からスッと遠のいていって暗転するんです。その終わり方にも似た感覚を味わったのが、城田さん主演の『ピピン』でした。

 

 自分の参加した舞台の中では、最近出演した『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』ですね。唯一無二のさまざまな学びを得た公演だったので、印象に残っています。

 

役者たちの舞台愛も詰まった「愛の物語」

 咲妃さんの個別取材中、偶然近くを通りかかった城田さん。「『シャボン玉~』、すごく良かったです。うちの妻のことをよろしくお願いします」と、まるでグイドのように挨拶してくれました。その素敵な言葉に照れていた咲妃さんが、とても可愛らしかったです。

 

 グイドや女性たちの恋愛模様に魅せられること間違いなしの今作。城田さん、咲妃さんたちのミュージカル愛も詰まった、まさに「愛の物語」です。なかなか人と関わりづらい日々が続きますが、そんな今だからこそ、『NINE』を通して「人と人とが関わる面白さ」に触れてみませんか?

 

■ヘアメイク:本名和美

■スタイリスト:中村美保
■衣裳:
〈ワンピース〉
参考商品
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