美容室で一度はヘッドスパを体験したことがある方も多いことでしょう。 頭皮や髪のトラブルを予防するには、頭皮を清潔・健康にすることが一番のポイントです。 サロン通いをせずに自宅で実践できるヘッドスパなら気軽に続けられるでしょう。 そこで今回は、自宅で簡単にできるヘッドスパについて紹介します。
毎日洗髪をしているのに、頭皮が脂っぽくて気持ち悪いという声は少なくありません。
通常の洗髪では完璧に汚れを落とすことは難しく、少しずつ毛穴が皮脂で塞がれていくのです。
すると抜け毛が増えてきますし、髪質が縮れてくる方もいます。
髪が縮れている場合は十分な栄養が届いていない可能性がありますので、食生活を改善することはもちろん、頭皮状態の改善が必要になってきます。
そこで役立つのが入浴時にできるヘアキャップを使用したヘッドスパです。
まずは頭皮を予洗いして大まかに汚れを落とすことから始めます。
頭皮を洗えば自然と髪も洗えますので、髪よりも頭皮を洗うイメージで洗髪してください。
予洗いをしたらヘアキャップを被って湯船に浸かります。
ヘッドスパの基本はマッサージ
頭皮が疲れていると感じるときは、頭皮環境も悪くなっています。
頭皮は皮膚が突っ張りやすく、これは日常的に動かすことがほとんどないためです。
普通に街を歩いているだけでも、腕や足は動かしているでしょう。
これに対して頭皮というのは、意識的に動かすことは困難です。
だからこそマッサージをしてほぐしていく必要があります。
最も気軽にできる自宅でのヘッドスパといえば、予洗いを兼ねた頭皮マッサージです。
あまり時間をかけて行うと腕が疲れますので、1~2分程度でも問題ありません。
マッサージは毎日行うのが基本であり、こめかみの部分から頭頂部に向かって皮膚を押し上げるイメージで行ってください。
皮膚が硬くなった部位は血行が悪くなり、抜け毛が増えやすい傾向があります。
手のひらで頭皮を動かしてみると、動きやすい部位と動きにくい部位があるのに気づくはずです。
後者を重点的にマッサージすることが頭皮全体をやわらかくするポイントです。
自宅でできる「ホホバオイル」を使ったヘッドスパ
ホホバオイルは人間の皮脂と似たような性質があり、頭皮によくなじんでくれます。
洗髪する前にホホバオイルを頭皮によく塗りこんでおき、10分くらい放置してからシャンプーをすれば毛穴をきれいにできます。
オイルを塗布すれば余計に頭皮がベタベタになると思うかもしれませんが、グリスのように固形化した皮脂はシャンプーだけでは簡単に落とせません。
ホホバオイルで溶かしていく方法が効果的であり、オイルを塗布してからヘッドキャップを着用し、湯船に浸かって皮脂をやわらかくするのがおすすめです。
ホホバオイルは頭皮の乾燥が気になる方も使用できる万能オイルです。
枝毛が増えてくると頭皮が乾燥している可能性があります。
乾燥した頭皮は正常な頭皮よりも、紫外線の刺激をより多く受けてしまいます。
それが髪質の老化につながりますので、若々しい美髪を維持するためにもホホバオイルマッサージを活用しましょう。
自宅でできる「炭酸水」を使ったヘッドスパ
炭酸水は肌に適度な刺激を与えて、血行を促進してくれます。
頭皮トラブルの多くは血行不良からきますので、炭酸水を使用したヘッドスパでリフレッシュさせましょう。
洗面器に炭酸水を500~1,000ml程度入れて、その中で髪と頭皮を洗っていきます。
頭皮を動かすようにマッサージをしていけばより効果的です。
炭酸水は強炭酸が好ましく、これはより刺激が強くなるためです。
炭酸水を温めてから使用する方もいますが、それにより炭酸が抜けてしまうので注意してください。
炭酸がほぼ抜けてしまえば、ただのぬるま湯になってしまいます。
洗髪の時間は3分ほどが適切ですが、髪が長いとより時間がかかるかもしれません。
炭酸水ヘッドスパは血行促進によるリフレッシュ作用、そして頭皮の汚れを落とすメリットが期待できます。
頭皮状態が悪くなってきた、またはオイリーに傾いてきたと感じる方におすすめです。
自宅でヘッドスパをするべき理由は
洗顔後は化粧水や美容液、クリームなどを使用するでしょう。
これに対して頭皮にはこれといったケアをしない人が大半です。
抜け毛や薄毛が気になりだしてから、はじめて育毛剤を使用する方が目立ちます。
ヘッドスパの目的は頭皮を健康に保ち、抜け毛を増やさないことにあるのです。
抜け毛が多い状態は、頭皮に疲労や汚れが蓄積していると考えられます。
とくに夏場は頭皮がダメージや汚れの影響を受けやすいので、週1くらいのペースでのヘッドスパを実践しましょう。