幼い頃、学校の先生や親から姿勢を良くしなさいと繰り返し言われたものです。 正しい姿勢は健康にも直結しますし、美しい姿勢こそ女性らしい美ボディにつながります。 体型がたるんできたと感じている方は今日から正しい姿勢を作るためのトレーニングを始めてみましょう! 今回は自宅で簡単にできるおおすすめトレーニングをご紹介します。
子どもの頃に親や祖父母から厳しく指導された方や学校の先生や部活動で姿勢を正しくすることを徹底された方は実は幸せな方です。
なぜなら、美姿勢が身についており、そのおかげで、今のスリムボディや艶やかなお肌が保たれているかもしれないからです。
一方、楽な姿勢をとり続けてきた方は、背骨や骨盤が歪み、プロポーションが崩れ、下半身太りやむくみ、お腹ポッコリに肌の乾燥などに悩まされている可能性が高いでしょう。
なぜ、美しい姿勢で美しいプロポーションや美肌が得られるのでしょうか。
自宅でトレーニングして女性が美姿勢を保つことで得られるメリット
美しい姿勢とは頭のてっぺんから糸でつられているような、背筋がピンと伸び、前をピシッと向いて立ったときも座ったときも歩いているときも乱れないような、体幹が1本通った姿勢です。
これに対して猫背になったり、どちらかに傾いたり、下向きで歩くような姿勢は、体に歪みが生じている状態です。
体に歪みが生じると血流が滞った場合や内臓が圧迫されて正常に働かなくなり、さまざまな不調や体型の崩れがもたらされます。
猫背になると子宮が圧迫されて生理不順が起こったり、胃腸が圧迫されて働きが弱くなり、便秘がちになってポッコリお腹になったり、腸内環境が乱れて肌荒れなどの原因になるのです。
血流が滞ることで代謝も落ち、太りやすい体になり、むくみの原因や肌の乾燥など新陳代謝の低下にもつながります。
逆に美姿勢が保てるようになれば、これらの弊害が改善され、代謝が高まり、肌細胞の新陳代謝も正常化し、内臓も活性化して、痩せやすい体へと体質がシフトしていき、メリハリある艶やかな美ボディを目指すことができます。
女性が自宅で簡単にできるトレーニングで美姿勢を目指す
姿勢を正そうと思っても、すぐに体が元の楽な姿勢に戻ってしまいます。
これは体幹が弱く、本来あるべき姿勢を維持することができないためです。
では、長年にわたって乱れた姿勢や楽な姿勢を取ることで歪んだ体幹を強化するにはどうしたらいいのでしょうか。
自宅で簡単にできるトレーニングにチャレンジしていきましょう。
自宅で女性が気軽にできる骨盤トレーニング
骨盤は体幹の要となる部分で、立つ、座る、歩く、寝るのすべての行動に大きく関わっています。
女性にとっては大切な子宮を囲んで守っているような場所でもあります。
骨盤が歪むと肩こりや腰痛、下半身太りや生理痛や便秘などの原因に繋がるので、注意しなくてはなりません。
骨盤の歪みを自宅で簡単にケアできる、トレーニングをしてみましょう。
まず、腰骨に手を当て、骨盤を左右に上げ下げして準備運動をします。
次にエアフラフープ的にフラフープを腰で回しているような感じで、骨盤を右回り、左回りと順に数回ずつ回します。
回しにくい方向に歪んでいることが多いため、回しにくい方向ほど重点的に回しましょう。
自宅で女性が気軽にできる腹筋トレーニング
体幹が弱く、ピンと上から糸で吊られたような姿勢を保てない人は腹筋と背筋が弱い方がほとんどです。
筋力がないのでついつい猫背になることや後ろにのけぞったような姿勢になってしまうのです。
腹筋と背筋の両方を鍛えて、バランスが保てるようにしなくてはなりません。
まずは腹筋から鍛えていきましょう。
仰向けに寝て膝を立て、 手のひらは下向きにして床につけます。
顔は仰向けにしたままで、息を吐きながら腹筋に力を入れ、手を床から少し浮かせながら上半身を起こします。
次にゆっくり元の位置に戻りましょう。
これを5回~8回を1セットとして、2セット行うのがおすすめです。
最初から無理をせず、5回2セットの10回くらいからスタートしましょう。
自宅で女性が気軽にできる背筋トレーニング
腹筋と表裏の関係にある背筋を鍛えることで、両方の筋肉から支えられ、背筋が伸びて美姿勢を保ちやすくなります。
背筋を鍛える簡単なトレーニングは、スーパーマンの姿勢です。
うつぶせに寝て、両手を肩幅より少し広げた状態で、頭の上にまっすぐ伸ばしましょう。
脚は腰幅ほどに広げて、足先は真っすぐ伸ばします。
へその下あたりを床に接しさせ、お腹をへこませるイメージで、ゆっくりと背中を反らせながら手足を伸ばす感じで上げていきます。
スーパーマンが空を飛んでいるようなかっこうになったら、ゆっくり元に戻します。
これも5回ほど繰り返しましょう。
自宅で女性が気軽にできる内転筋トレーニング
歩く際も美姿勢をキープできるよう、足の筋肉を鍛えることも欠かせません。
特に日頃あまり使わない内転筋の強化がポイントになります。
スクワットは足をはじめ、お尻やお腹を鍛える効果もある有効なトレーニングです。
足幅を肩幅よりやや広く広げ、体重を足裏全体にかけ、腕を胸の前で組みます。
背筋を伸ばしたまま、息を吸いながらゆっくりと膝と股関節を曲げていきましょう。
目線は下げずに、腰を掛けるような形でしゃがみ、太ももの表側が床と平行になるようにします。
息を吐きながらゆっくりと元に戻りましょう。
これも10回ほど繰り返せるとベストです。