イタリアのアルベルゴ・ディフーゾという分散型宿泊施設の取り組みが発祥で、点在する空き家や歴史的建造物を改装して作られた分散型ホテルがコロナ禍でより注目を集めています。 今回は関西近郊でおすすめの施設を4ヶ所ご紹介します。
400年もの歴史ある丹波篠山の篠山城跡の城下町にある古民家をリノベーションして作られた、分散型ホテルの先駆けとなったのがまさにこちらの「笹山城下町NIPPONIA」です。
全7棟の古民家が点在しており、元々蔵として使われていた客室、茶室として使われていた客室などがあります。
その中でもペット愛好家には嬉しいペットとともに宿泊できる客室もありおすすめです。
周りにはカフェや雑貨店などが軒を連ねており、風情ある城下町散策を楽しめるのも魅力の1つになっています。
感染対策も万全で、ホテル入館、レストラン利用時のアルコール消毒の徹底や窓の開放による定期的な空気の入れ替え、顧客の検温など体調管理の徹底などに努められており安心です。
木造建築物の特性から風通しなどがしっかり考慮されており換気が良い点も魅力です。
出典: https://www.sasayamastay.jp/
詳細情報
住所:兵庫県丹波篠山市西町25番地 ONAE棟 電話:0120-210-289 |
2.歴史ある京都でおすすめの「THE GENERAL KYOTO」
「THE GENERAL KYOTO」は京都の中心である四条通と五条通に挟まれたエリアに点在する5棟で構成されたホテルです。
それぞれの客室は国内外の有名アーティストによるスタイリッシュなデザインが魅力です。
またいずれの客室もそれぞれに特徴的な設備として、ラウンジ付き、茶室・サロン付き、ゲストキッチン付き、レストラン付き、バー付きの異なる施設が設けられています。
コロナ対策も万全で、座席間隔を広げての営業、エントランス、レセプションデスク、エレベーターホール、ラウンジ、レストランへの消毒液の設置、顧客に対する来館時の消毒や検温の徹底、マスク着用などを徹底されています。
出典: https://globalhotels.jp/
詳細情報
住所:京都府京都市下京区富小路通高辻下る恵美須屋町187 電話:075-585-5790 |
3.町家を改装して作られた「HOTEL講 大津百町」
滋賀県大津市にある「HOTEL 講 大津百町」は、町家を改装して作られた「まちに泊まって、食べて、飲んで、買って」をコンセプトに2018年8月オープンした日本初・商店街ホテルです。
こちらは東海道五十三次最大の宿場町と言われる大津百町というエリアです。
この旧東海道と並行したアーケード商店街に立地していた築100年以上になる町家がリノベーションされて作られました。
町家の設計は建築家・竹原義二氏、庭は荻野寿也景観設計が担当された風情溢れる快適な空間が生み出されており、グッドデザイン賞を受賞されています。
宿泊することで町がよみがえるステイファンディングを導入され、宿泊代金の一人当たり150円を商店街に寄付されるなど町の活性化に向けた未来への投資も積極的に行われていることで注目されています。
近江屋、茶屋、鍵屋、丸屋、萬屋、鈴屋、糀屋の全7棟で構成されており、全室にバス・トイレを完備し、なおかつ防音や断熱も実施され、家具はアルネ・ヤコブセンやフィン・ユールなどの北欧家具で飾られて和モダンな空間が魅力です。
出典: http://hotel-koo.com/
詳細情報
住所:滋賀県大津市中央1-2-6 電話:077-516-7475 |
4.日本で初めて認定された「矢掛屋 INN&SUITES」
岡山県小田郡矢掛町にある「矢掛屋INN&SUITES」は、旧山陽道の宿場町の街道に面しており古民家を再生して作られています。
本館は築220年以上にもなり、すべての客室が間取りが異なる和室と洋室となっているため、いつ宿泊しても異なる雰囲気で楽しめます。
2018年に日本で初めてアルベルゴ・ディフーゾの宿として認められた認定宿としても知られており、世界から注目を集める分散型ホテルです。
本館、別館、食事処が半径200m以内に分散されており、歴史的風情ある街並みを散策しながら滞在できます。
別館には日帰り入浴可能な湯の華温泉があり、疲れた身体を癒せるでしょう。
コロナ対策としては、チェックイン時の検温や問診票の記入や朝食は御膳での提供への変更、大浴場は時間短縮にての影響など対応がされています。
出典: http://www.yakage-ya.com/
詳細情報
住所:岡山県小田郡矢掛町矢掛3050-1 電話:0866-82-0111 |